等電位ボンディングとは?
雷サージとは?落雷で電源線、電話線、水道管、ガス管等に発生する、大きな過電圧のこと。
その大きさは、数kVから十数kVに達する。
これらの電圧が電線や管を伝わり室内に侵入すると、火花放電による火事を発生させる。
また、電気機器を絶縁破壊により破損させたりもする。
この対策として「等電位ボンディング」がある。
接地極を等電位化していない場合

接地極を等電位化した場合

建物の構造体接地極等を電気的に接続し、水道管や窓枠金属など、系統外導電性部分も含め、
人が触れる可能性がある全ての導電性部分を、共用の接地極に接続して等電位化する。
すると、金属部分から伝わってきたサージはすべて大地に放流される。
接地と同電位(等電位)となり、火花放電や絶縁破壊の発生はなくなる。
また、電源線や通信線は、接地極や金属導体に直接接続できないので、SPD(避雷器)を用いて接続する。
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