接地補助極
接地抵抗試験用の接地極。主にPとCという2つの名前が用いられる。
P(ポテンシャル、電位極)C(カレント、電流極)
建物の地下室などの真下に接地極を埋設する。
後で接地抵抗値の測定が困難となる場合に、あらかじめ測定用として設ける。
現場によっては1000Ωオーバーの場合もある。
振り切れて測定不能(断線?打たれていない?)の場合もある。
新築竣工の際、図面に書かれていれば、指摘する。
竣工検査日ではなく、それ以前の「工事期間中の点検」にて指摘を出す方が良い。
補助接地極として使用できる抵抗値の上限
・接地抵抗測定機器の種類により条件が異なる。・KYORITU⇒ランプが点灯していれば1000ΩオーバーでもOK
・HIOKI(FT6031-50)⇒補助接地電極の許容抵抗 50kΩ
補助極がない場合の対処法
補助極の代わりになるものを探す。・地面が土であれば金属棒を打ち込み、それを補助極として利用。
・電柱の支線
・金属の水道管
・ドアのヒンジ(建物の鉄骨とつながっている)
・ビル屋上の丸環(まるかん)
関連ページ
- 接地抵抗測定
- 補助接地極
- 接地抵抗計が壊れた?そんな時の確認方法
- 地電圧
- A種接地
- B種接地
- C種接地
- D種接地
- 通信用接地(弱電用)
- B種接地線が外れていた場合
- B種接地線の太さ計算方法
- S-E間 B種接地線~トランス低圧側~MCCB1次側までの絶縁抵抗測定は必要?
- クランプアーステスタ(接地抵抗計)
- D種接地 アーステスタ
- D種接地 簡易測定法 2電極法
- 非常用発電機から給電中の接地測定
- 共用接地と連接接地
- 接地抵抗測定は機器側と極側を繋いだ状態で測定可能か?
- 等電位ボンディング 等電位化
- 避雷針の接地
- アース棒
- ケミアース(接地抵抗低減剤)
- 混触防止板
- 屋上キュービクルや地下電気室での接地抵抗測定
- 水道管からアース接地をとるのは禁止?
- 接地抵抗は季節によって変わる?