MOC-A3
MOC-A3 取扱説明書
真っ白な外観と黒いラインとツマミが特徴的なデザイン。
瞬時要素
2段特性
100%⇒約80ms動作
130%以上⇒約50ms動作
3段特性
20%-40%-60%-80%⇒300ms動作
100%⇒約80ms動作
130%以上⇒約50ms動作
右下 ディップスイッチ
1-2-3-4-5-6
ON
↕
OFF
1:周波数
2:瞬時段数(3段・2段)
34:瞬時感度
OFFOFF⇒20%
OFFON⇒40%
ONOFF⇒60%
ONON⇒80%
56:限時特性
OFFOFF⇒超EI
OFFON⇒強VI
ONOFF⇒反NI
ONON⇒定DT
RUNランプ 正面中央上部にある。
入力電流が1.5A以上で点灯する。
実際の電流はツマミを電流計測に合わせてデジタル数値で見る。
CPU リセットボタン
正面右上の黒い四角のボタン。
押している間はRUNランプが消灯し、リレー機能がロックされる。
MOC-A3 裏面端子
電流引き外し A3T
電圧引き外し A3V
×端子は故障の原因になるので接続できない。
更新時、既設の継電器にアース接続がある場合、○端子を中継用として使用可能。
RD形(ユニット引出形)
裏面の外部配線を外さずにツマミやLEDランプがある正面部分だけを取り外すことができる。
もしCT回路の分離を忘れてリレーユニットを引き抜いてしまっても、CT2次回路が開放しないように補助機能として、「ユニット引出し時の自動短絡片」を備えている。
稼動中の整定変更
稼動中の整定変更は、不要動作の恐れがあるので避けること。
しかしやむを得ず変更する場合、CPUリセットボタンを押して動作ロック状態で行う。
(動作ロック状態では、リレーは動作しない。)
OCRの慣性特性
①限時要素 ダイヤル 10
②入力:整定値の 1000%
③通電時間:動作時間の 90%
上記条件にて不動作であることを確認
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