OCR瞬時の動作電流値の試験方法
JIS C 4602 高圧受電用過電流継電器整定電流値に対して誤差が ±15%
方法 静止型の場合、限時要素の動作をロックする。
誘導円盤形の場合、廻り止め等のおさえをつけておく。
※円盤を動かないように抑えた状態でも瞬時要素の試験ができるらしい。
スライダックをスム-ズに回し電流を瞬時整定値まで上げる。
このとき継電器が動作した時の電流値を読みとる。
この値が継電器の瞬時要素の動作電流値となる。
限時要素をロックしていないと限時要素が先に動作してしまう。
ゆっくり回すと大電流が継電器にかかり継電器のコイル焼損や接点溶着に繋がる。
OCR瞬時要素の動作時間の試験方法
瞬時要素整定値の最小値にダイヤルを合わせる(例:20A)OCR試験機で整定値の200%=(例:40A)を作る。
CTTからR相に電流を流し、時間をとる。0.05秒以下であれば良判定
これをT相でも行う。
OCR瞬時要素の連動試験
瞬時要素を行った際、VCBが問題なく開放されるか。VCBが開放されるまでの時間は適切か。
瞬時要素が不動作+ターゲットも表示されない場合
VCBとの連動試験で動作するかどうか調べる。
限時要素だとVCB動作するのに瞬時要素だとVCB動作しない場合、OCR瞬時の故障。
関連ページ
- OCR 過電流継電器
- OCR 電流引き外し
- OCR 電圧引き外し
- OCR 誘導型(円盤型)MOC-2形
- CTD(コンデンサ引き外し電源装置)
- 三菱 MOC-E1V
- 三菱 MOC-A1T・MOC-A1V
- 三菱 MOC-A3
- omron K2OC
- omron K2CA
- omron K2CA-HV
- omron K2ZC-K2CA-N
- omron COS|CO
- 東芝 NCO 過電流継電器
- 東芝 ICO 過電流継電器(誘導型)
- OCR 限時要素 動作時間 許容値計算
- OCR 瞬時要素 動作電流・動作時間
- OCRの誘導形と静止形の違い
- OCR誘導型の不具合事例:円盤が不動作
- 誤配線:電圧引き外しVCBに電流引き外しOCRを使用
- OCRの試験時、ダイヤル(時間整定)はいくつにする?
- OCRの試験時、200%、300%、500%、700%、どこまでやる?
- OCRに関する疑問、トラブル、事故など
- OCRやDGRのリレーに関する裏技