でんきメモ

高圧起動盤

起動盤は大型の電動機を始動する際に使用される。
盤名称は「高圧電動機起動盤」など。

メリット
大型電動機の始動不良、機器の損傷、電源電圧低下、突入電流といった周囲への悪影響を防ぐ。
起動電流を抑制し、起動電流による電圧降下やフリッカ現象を抑制することができる。

種類
スターデルタ起動・リアクトル起動・コンドルファ起動等の制御方式の種類がある。

盤の正面についているランプは運転、停止、異常など。
3Eリレーでモーターの保護をしている。

メーター
電圧計・電流計

表示灯ランプ
運転・停止・異常

スイッチボタン
運転・停止・COS(手元-遠隔)・異常リセット

高圧電動機起動盤のメリット・デメリット

メリット
高圧のほうが電気料金単価が安い。
電流が少なくて済むため損失が小さい。
低圧に比べ期待寿命が長い

デメリット
VCBやVCSが必要となり低圧に比べ設備コストが高い。

減電圧始動(かご形電動機)

Y-Δ始動(スターデルタ)
始動電流は小さい
始動電流(トルク)の調整はできない
全電圧に切り替え時、大きな突入電流が流れる場合がある(オープンデルタ)
無負荷始動・軽負荷始動できるものに限られる(例:中容量電動機)


リアクトル始動
始動用リアクトルのタップにより始動電流が調整できる
始動時のショックを防ぎたい場合(例:大容量のポンプ・ファンなど)


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