自立型PAS(キャビネット)
柱上型PASと比べてキャビネット内なので錆、ホコリ、塩害から防げる。UGSと比べてケーブルの引き込み、繋ぎ込みが容易。
UGSに比べると本体価格が安い。
正面から見て左が電源側、右が負荷側(それぞれ銘板あり)
PASを開放しても左の電源側は充電状態でケーブルに触ると感電する。
PASを開放し、さらにその上流のASも開放されていれば無電圧状態。
PAS1次側はPASの保護範囲ではないので波及事故。
導入例
海が近く塩害による錆や劣化がひどいエリア。
台風、積雪などの自然災害が頻発するエリア。
「地中化配電区画」で市街地電柱が建てられない場所など。
「出向えケーブル方式地区」で需要家PASが未設置の場所など。
キャビネット内ではなく開放型電気室の中にPASを設置する場合もある。
値段の差
PAS 本体+SOG(KLT-PA-D2N11LT):748,000円
UGS 本体+SOG(UGL-C-D2 + KLR-B-D):1,950,000円
その差、およそ120万円。
エナジーサポートで比較
PAS(CLD-AP217Se-D)753,000円
UGS(GU-303DV):2,240,000円
その差、およそ150万円。
地域によっては自立型PASがメジャーな場所もあるらしい。
海に近く塩害、台風、積雪などの自然災害が多いエリアなのかも。
またUGSやUASだと本体の更新費用が高く、自立型PASであれば本体費用が安い。
PASの重量:約50kg
UGSの重量:約23kg(SOG制御装置含む)
PASの持ち上げ方。ヒモで吊り下げる。
腕金に吊りボルトと吊り帯でPASを固定する。
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