でんきメモ

停電前の接地抵抗計測定によりSOGが動作しPASが開放

事故例
PAS投入状態の受電中、A種接地抵抗測定のため、SOGのZ2で接地測定を行おうとした。
接地抵抗計のEをSOGのZ2に接続するはずが、勘違いをしてSOGのZ1に接続してしまった。
接地抵抗計のEから交流電圧が出力されるため、Z1-Z2間に電圧が発生し、SOGがI0動作した。
PASは無方向性であり、I0動作したSOGはPASを開放させ、予期せぬ全館停電に至った。



ネット上の意見
エナジーサポートや日本高圧の無方向性GR
Z2ではなくZ1端子で接地抵抗測定を行うとほぼ動作する。
トリップコイルを離線して実験済み。
戸上はなぜか動作しなかった、とのこと。

考察
SOGが方向性ではなく無方向性だから動作した可能性が高い。
方向性の場合、零相電圧、零相電流、位相の3要素が揃わなければSOGは動作しない。
ということは、停電前に接地抵抗測定をしたとしてSOGが誤作動刷る可能性は低い?

Z1で動作したので、仮にZ2にA種接地がされていなかった場合、
Z2で接地測定をしたらSOGが動作するのかもしれない。

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