PASのZ2の接地
資料 戸上PASのZ2接地方法
SOG制御装置のZ2/E端子、接地が不要となった(以前は必要だった)
平成25年6月出荷分より在庫がなくなり次第、切替え。
仕様変更後はPASの内部でZ2とPAS本体が接続されている。
なのでPAS本体をA種接地すればSOG制御装置のZ2/EもA種接地されることになる。
今までは、単独接地と共用接地の区別があった。
単独接地:PAS筐体、SOG制御装置のE端子、それぞれで接地を落とす。
共用接地:SOG制御装置のE端子からIV線をPAS筐体まで伸ばして接続、PASの筐体はA種接地。
PASの底面の戸上のTマーク
Z2/E 仕様変更後⇒鋼板製は■橙色、ステンレス製は■青色
Z2/E 仕様変更後⇒■黒色
マークの色でZ2の仕様が判断できる。
戸上マークが黒の場合
・SOGのZ2とPAS本体が接続されているのでZ2からのアース接続は不要
戸上マークが🔶(鋼板)または🔷(ステンレス)の場合
・SOGのZ2とPAS本体が接続されているのでZ2からのアース接続は不要
・外箱がステンレスの場合、外箱のみD種アースをとる(PASのA種と共用接地も可)
Z2とPASが繋がっておらずA種接地抵抗が測定出来ない場合
SOGのZ2/EでPASのA種接地抵抗が測定できない場合の対処法。電柱の途中に中継BOXがあれば、そこでA種接地抵抗が測定できる。
もしなければPAS本体から降りるアース線を探す(途中で電柱の中に入っているはず)
そのアース線の被覆を電工ナイフで剥いて接地抵抗測定を行う。
よくある失敗
PAS更新時、元々SOGのZ2にアースがついていた。(戸上マーク🔶または🔷)なので新しいSOGにもZ2にアースを取り付けた。(戸上マーク黒タイプ)
するとPASが2点接地となり誤作動を起こす可能性あり
現状でも2点接地になっている可能性もあるので再確認
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