でんきメモ

PASとは?


PASは英語でPole Air Switch
日本語で高圧気中負荷開閉器

PASの詳細例
定格電圧:7.2kV
定格周波数:50/60Hz
定格耐電圧:60kV
定格電流:200A/300A/400A
定格短時間耐電流(1秒間):8kA/12.5kA
定格短絡投入電流:20kA-3回/31.5kA-3回
定格過負荷遮断電流:400A-3回/700A-3回
ロック電流値:350A±50A/600A±100A
質量:約50kg

PAS内の回路図

PAS2次側(負荷側)にあるもの
ZPD、TC(トリップコイル)、OCR接点、VT、LA

PAS1次側(電源側)にあるもの
ZCT

A種接地
P2、Z2、LAはPAS筐体に接続されておりA種接地へ

PASのA種接地

LA内蔵型PASの場合、LAとPAS筐体の接地は共用として、A種接地工事を施す。
「高圧受電設備規程、1160-2表、接地工事の種類と接地線の最小太さ」に記載あり。

A種接地一般(避雷器を除く):2.6mm(5.5㎟)
避雷器:14㎟
2.6㎜を㎟に変換すると5.5㎟(5.5sq)

接地線は14sq以上を使用し、接地極の位置はPASの直近とする。
(※1号柱とキュービクルの位置が近い場合、キュービクル内A種接地との共用接地も可能?)

SOG制御装置の外箱が金属製の場合は接地が必要。
ステンレスボックス形SOG制御装置の外箱は必ず接地をする。
D種接地、または開閉器EAと共用接地でも可能。

PASやSOGからVE管を電柱に固定して地中埋設する。
※接地線の埋設管は金属管を使用してはいけないらしい(電技解釈)

地絡電流とZ1-Z2間電圧

零相電圧とY1-Z2間電圧

PASトリップコイル Va-Vc間の抵抗

メーカー:TC間抵抗
戸上:150Ω
エナジーサポート:30Ω
日本高圧電気:16Ω

トリップコイルの抵抗値に異常が見られた場合、正常にトリップしない可能性がある。

PASトリップ回路の絶縁抵抗

PASトリップ回路 Va,Vb,Vcと、接地間の絶縁抵抗を500Vメガーで測定する。
もし10MΩ以下であれば、PAS内への水浸入や制御ケーブル損傷の可能性がある。

PASがVT内蔵でない場合

PASにVTが内蔵されていない場合、SOG制御電源⇒受電設備の電灯MCCBから来ている。
停電前、受電設備にあるSOG制御電源用MCCBを探す。そのブレーカーを入切して、SOG電源ランプが入切するかどうかチェック。
復電の際、PAS投入と同時にSOG制御電源もONにしたいので、受電設備DS、VCB、SOGのMCCBはすべて投入状態にする。PAS投入と同時にSOGまで電源が入るようにする。
SOG制御電源が外部にある場合、復電と同時にSOG電源が入らないと、その間は無保護状態となり、構内で地絡や短絡が発生してもPASが開放されず、波及事故に至る可能性がある。

LDG-28A 大垣電機

Va-Vcの間に、主回路連動のマイクロスイッチが取付けられている。
このスイッチは、TC回路保護のために取付けられている。
なので、開閉器を入状態にしないと、トリップ回路の測定ができない。


LTR-L-D 戸上

このタイプも、PAS内部に主軸と連動しているスイッチがトリップ回路の途中にある。
従って、PASは投入状態でトリップコイル抵抗は測定が必要となる。


戸上 LTR

エナジーサポート DGCL

日本高圧電気

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