でんきメモ

PASとは?

PAS = Pole Air Switch
高圧気中負荷開閉器

PAS内の回路図

PASのA種接地

LA内蔵型PASの場合、LAの接地とPAS筐体の接地は共用として、A種接地工事を施す。
「高圧受電設備規程、1160-2表、接地工事の種類と接地線の最小太さ」に記載あり。

A種接地一般(避雷器を除く):2.6mm(5.5㎟)
避雷器:14㎟
2.6㎜を㎟に変換すると5.5㎟(5.5sq)

接地線は14sq以上を使用し、接地極の位置はPASの直近とする。
※1号柱とキュービクルの位置が近い場合、キュービクル内A種接地との共用接地も可能か?

地絡電流とZ1-Z2間電圧

零相電圧とY1-Z2間電圧

PASトリップコイル Va-Vc間の抵抗

メーカー:TC間抵抗
戸上:150Ω
エナジーサポート:30Ω
日本高圧電気:16Ω

トリップコイルの抵抗値に異常が見られた場合、正常にトリップしない可能性がある。

PASトリップ回路の絶縁抵抗

PASトリップ回路 Va,Vb,Vcと、接地間の絶縁抵抗を500Vメガーで測定する。
もし10MΩ以下であれば、PAS内への水浸入や制御ケーブル損傷の可能性がある。

2004年~2013年製の日本高圧電気のPAS

PASを開放状態から投入状態にできない事象が発生。
湿気がPAS内に入り、サビが発生し、投入ができない。

判別方法
開放をする前に、絶縁抵抗測定をする。

測る場所
Va、Vc
Kt、Lt

P2とVcが共通になっている場合は、Kt、Ltで測る。
2000MΩ以上計測できる機器を使う。
ない場合、1000Vメガーを使用する。

判定基準
2000MΩ以上異常なし
500MΩ~2000MΩメーカーに連絡
500MΩ未満点検中止・PAS交換の準備
参考資料はこちら[PDF]

PASがVT内蔵でない場合

PASにVTが内蔵されていない場合、SOG制御電源⇒受電設備の電灯MCCBから来ている。
停電前、受電設備にあるSOG制御電源用MCCBを探す。そのブレーカーを入切して、SOG電源ランプが入切するかどうかチェック。
復電の際、PAS投入と同時にSOG制御電源もONにしたいので、受電設備DS、VCB、SOGのMCCBはすべて投入状態にする。PAS投入と同時にSOGまで電源が入るようにする。
SOG制御電源が外部にある場合、復電と同時にSOG電源が入らないと、その間は無保護状態となり、構内で地絡や短絡が発生してもPASが開放されず、波及事故に至る可能性がある。

LDG-28A 大垣電機

Va-Vcの間に、主回路連動のマイクロスイッチが取付けられている。
このスイッチは、TC回路保護のために取付けられている。
なので、開閉器を入状態にしないと、トリップ回路の測定ができない。


LTR-L-D 戸上

このタイプも、PAS内部に主軸と連動しているスイッチがトリップ回路の途中にある。
従って、PASは投入状態でトリップコイル抵抗は測定が必要となる。


戸上 LTR

エナジーサポート DGCL

日本高圧電気

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